
プロジェクトを支えた住友電工グループの情熱 ~事業パートナー?三菱商事との緊密な連携~
各種機器の選定と 光ケーブル架空配線
山积する课题を地道にクリアしていく
信号机设置工事と并行して、管制センターの中央装置、信号制御机、灯器、车両感知器、颁颁罢痴监视カメラおよび机器间の伝送装置など、各种机器の选定?検讨も进められた。それらを担当したのが、住友电工システムソリューション(株)の瀬戸山浩祐だ。落札直后から、现地への出张は10回以上におよんだ。瀬戸山はエンジニアとして多岐にわたる业务を担ったが、注力したのは运用开始后の円滑な稼働を见据えた取り组みだった。

?システムとして纳入するため、运用开始后の维持保守は必须です。机器を选定し、现地に据え付けた后、个别の调整、施工确认などが当然必要になりますが、すべてを我々日本人がやってしまっては、システムを维持する技术が现地に残りません。そのため着工に先立ち、现地の一次および二次下请けのキーパーソンに来日してもらい、システムのレクチャーや现场见学などを通じて、作业概要を把握してもらいました。现地においても、マニュアルを作成し、教育研修を繰り返し実施しました?(瀬戸山)

信号机は管制センターと光ケーブルで接続することで制御が行われるが、この光ケーブルネットワーク构筑を担ったのが、当时住友电気工业(株)システム事业部に所属していた下村一夫である。下村はこれまで、国内はじめフィリピン、タイなどの通信ケーブル?システム工事に関わってきた経験があるが、プノンペンは胜手が违った。
?光ケーブルは当初空中に张り巡らせる予定でしたが、途中で设计変更があり、一部地中化が求められ、その対応に追われました。加えて、カンボジア特有の気候?风土が通信机器へ少なくない影响を与えることが频発。日本ではあまり想定できないことが発生し、それら课题を一つひとつ溃していく作业が続きました?(下村)
設計変更への対応 一緒の船に乗っている信頼関係
今回のプロジェクトにおいて特徴的なのは、光ケーブル地中化のように着工后の要望が多かったことがあげられる。その际、设计変更とそれに伴うコストが当然必要になる。プロジェクトリーダーの堀江は?できることとできないことを明确にして?交渉に临んでいたが、それを强力にサポートしたのが叁菱商事?プノンペン驻在事务所のマネージャー、カンボジア人のイム?シフォン氏だ。彼は、机器类の输入に関する烦雑な免税手続き(翱顿础案件は関税がかからない)を一手に引き受けるとともに、プノンペン都との粘り强い交渉の矢面に立って、先方の理解?纳得を求める役割を担った。

?今回のプロジェクトはカンボジアの経済発展、プノンペン都民の生活向上に资するものです。住友电工グループはその技术力の高さのみならず、様々な课题に対して真挚に取り组む姿势に感铭を受けました。今后プノンペン都は人口も交通量も拡大していくことが想定されます。このプロジェクトを机に、住友电工グループにはより広く深く、カンボジアに関わってほしいですね?(シフォン氏)

三菱商事の本店ではODA案件を担う経済協力部が、プロジェクトを主管した。同部では同時期にプノンペン都向けにバス供与のODA プロジェクトも進行しており、アジア?中南米チームリーダーの野村美由紀氏とそのチームが担当した。野村氏はかつてODA案件で、プノンペンの病院向け医療機材供与のプロジェクトも経験していた。
?私は出张ベースで何度かプノンペンを访れましたが、その度に着実に信号机が立っていく风景を目にしました。それは交通渋滞缓和のみならず、交通安全に大きく寄与するものであり、市民に安心感を提供したことは大きな成果だと思います。住友电工グループとは、一绪の船に乗っているという强い信頼関係でプロジェクトを进めることができたと感じています。このプロジェクトを起点に新たな案件での连携にも期待しています」(野村氏)

