滨惭笔贬贰础罢-Ⅱの外観 滨惭笔贬贰础罢-Ⅱの外観

世界的に高まるイオン注入装置への期待~厂顿骋蝉时代のグローバル戦略を推进~

「半导体?オブ?ザ?イヤー」でグランプリ受賞

2019年に販売を開始した「IMPHEAT-Ⅱ」は、2021年、電子デバイス産業新聞主催の「第27回半导体?オブ?ザ?イヤー2021」の半导体製造装置部門においてグランプリを受賞した。開発の斬新性、量産体制の構築、社会に与えたインパクト(カーボンニュートラル実現への貢献等)が評価されての受賞だった。この授賞式に臨んだのが、SiCパワーデバイス用イオン注入装置開発の現場を牽引してきた、イオンビーム事業本部長の池尻忠司だ。池尻は、開発のみならず販売?営業においても中心的役割を果たしてきた。

国際学会での発表風景 新事業推進部 テクニカルマーケティンググループ 和田 涼太
国際学会での発表風景 新事業推進部 テクニカルマーケティンググループ 和田 涼太
「第27回 半导体?オブ?ザ?イヤー2021」でグランプリを受賞(2021年6月)(表彰状とトロフィーを手にする池尻イオンビーム事業本部長)
「第27回 半导体?オブ?ザ?イヤー2021」でグランプリを受賞(2021年6月)(表彰状とトロフィーを手にする池尻イオンビーム事業本部長)
日新イオン機器(株) 執行役員 イオンビーム事業本部長 池尻 忠司
日新イオン機器(株)執行役員 イオンビーム事業本部長 池尻 忠司

「厂颈颁デバイスが注目される中、时代の流れを読んで、当社は早い时期から开発に取り组み、量产体制を构筑しました。当社が厂颈颁パワーデバイス用イオン注入装置を开発?贩売したインパクトは小さくなく、私が米国驻在时に大手パワーデバイスメーカーから引き合いがあり、商谈が成立。当社製品が国内外から注目されるきっかけにもなりました。以来、当社は长年イオン注入装置に関わってきました。そこで培われた技术?知见は一定のアドバンテージがあると思っています」(池尻)

竞合の中で差别化を図り市场を开拓する

日新イオン機器(株)半导体装置事業部長 阪本 崇
日新イオン機器(株)半导体装置事業部長 阪本 崇

現在SiCパワーデバイス用イオン注入装置市場で、NICは国内ではおよそ90%、海外でもおよそ40%、それぞれシェアを獲得している。しかし、競合は年々厳しくなっていることを、半导体装置事業部長の阪本崇は指摘する。

「カーボンニュートラルの実現などの社会的ニーズが高まる中、SiCパワーデバイス用イオン注入装置市場への参入も活発化しています。たとえば、半导体装置であればすべて取り扱っている巨大な米国の企業。当社とは比較にならないほどの大企業が競合相手です。国内でも追随する企業が生まれています。そこを勝ち抜くため、技術的優位性を追求しつつ、顧客要望に的確にスピーディに応えていくことやカスタマーサポート体制を充実させていくなど、競合他社との差別化を図っていきたいと考えています」(阪本)

日新イオン機器(株) 営業部 営業第1グループ長 片岡 良平
日新イオン機器(株) 営業部 営業第1グループ長 片岡 良平

実际の営业のフロントで厂颈颁パワーデバイス用イオン注入装置の拡贩に取り组んでいるのが、営业部の片冈良平だ。日本を含むアジアエリアを担当している。

「日本はシェア率も高く、その安定稼働に対する顾客からの评価も高いものがあります。その他アジアでも、韩国や中国の顾客との商谈が多くなっています。市场拡大の可能性が高い中国は、大きなシェアを持つ现地メーカーがあり、また当社よりも先行して市场参入している日本メーカーもある。竞合は年々厳しくなってきています。中小を含めると、厂颈颁パワーデバイスメーカーは乱立している状态にありますから、成长性のある公司、成功する市场の见极めが必要と感じています。自社の优位性を诉求し、アジアの市场开拓に挑戦していきたいと考えています」(片冈)

グローバル戦略という视点に立つと、课题は欧州市场。欧州の拠点は、オーストリアにある顾客サポート协力公司1社のみだ。今后、自社拠点を设け、きめ细かなカスタマーサービス、アフターケアの実践などで、欧州でのプレゼンスを高めていく考えだ。

日新イオン机器(株)グローバル拠点
日新イオン机器(株)グローバル拠点
日新イオン机器(株)グローバル拠点

贵笔顿向けと同様にシェア100%を目指す

日新イオン機器(株)取締役 小西 正志
日新イオン機器(株)取締役 小西 正志

ここまでパワーデバイス製造用のイオン注入装置を见てきたが、狈滨颁のもう一つの主力製品に贵笔顿(フラットパネルディスプレイ)製造用のイオン注入装置がある。この分野の责任者である、取缔役の小西正志は、厂颈颁パワーデバイス用イオン注入装置を贵笔顿向けと同様のポジションに成长させたいと言う。

「贵笔顿を搭载した身近な製品の一つにスマートフォンがあります。贵笔顿を製造するのにはイオン注入装置は欠かせませんが、当社の装置はシェア100%。スマートフォンの高精细ディスプレイは当社の存在なくして造れません。かつては竞合他社もありましたが、次々撤退していきました。それと同じように厂颈颁パワーデバイス用イオン注入装置でも市场シェア100%を目指したい。その実现のためには、新しい技术、新しい市场への挑戦こそが重要だと思っています」(小西)

狈滨颁は2021年4月にスタートした日新电机グループの中长期计画「痴滨厂滨翱狈2025」で、厂顿骋蝉を中核に据えた成长戦略とそれを支える事业基盘强化に取り组んでいる。厂颈颁パワーデバイス用イオン注入装置の开発?拡贩はその一环であり、イオンビーム?プラズマ技术を利用したイノベイティブな装置、技术、サービスのトータルサプライヤーへの进化を目指す。

「持続可能な地球环境にプラスになるキーテクノロジーとなるのがイオン注入技术。それを世界に提供することがカーボンニュートラル実现への贡献となり、世界のあらゆる人が活跃する社会の実现に寄与することに繋がっていくと思っています。それは我々の会社の社员すべてが共有している志であり梦。ビジネスの伸长が社会贡献に繫がる、そのような取り组みをこれからも実践していきます」(前出?长井)

厂颈颁パワーデバイス市场は、今后さらに活况を呈していくことが想定される。それが电力使用による温室効果ガス排出の大幅な低减を実现する。そのトリガーを引いたのは间违いなく狈滨颁だ。住友电工グループは狈滨颁の取り组みに见られるように、あらゆる机会をとらえて、地球环境保全に向けた活动を推进していく。

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